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source : Parstoday
木曜日

29日 6月 2023年

14:40:02
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イラン最高指導者「団結と精神性が覇権主義者の敵対に直面」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、サウジアラビア・聖地メッカでの大巡礼の開催に際し、「『団結』と『精神性』は今や、これまでのいずれの時代にも増して覇権主義者とシオニズムの敵意と妨害行為にさらされている」と語りました。

イラン最高指導者事務所の情報サイトによりますと、ハーメネイー師はこのメッセージにおいて、「ハッジと呼ばれるメッカ大巡礼が世界に影響を与えるために必要な条件は、団結と精神性というの 2 つの柱に基づくこの宗教的な義務の生命を与える呼びかけに対するイスラム共同体の正しい理解と認識である」とし、「アメリカやその他の覇権主義勢力は、イスラム教徒の団結、イスラム諸国やその政府の相互理解、そしてこれらの国の若い世代の宗教性やイスラム法順守に強く反対しており、あらゆる手段を使ってこれに抵抗している」と語っています。

 そして、「イスラム共同体の団結や統一とは、イスラム諸国間の対話、知的かつ実践的なコミュニケーション、相乗効果と、協力と経済的なつながりを意味する」とし、「この団結のもう一つの側面は、イスラム諸国のエリート間の緊密なコミュニケーション及び、善意、寛容、公平性に基づいたイスラム学者間の対話である」と述べました。 

 さらに、「イスラム諸国の政治・文化的指導者らは相互に連携して今後の世界秩序の状況に備え、イスラム共同体が正当な位置づけを取り戻し、第1次世界大戦後の政治・領土関連の工作という苦い経験を​​繰り返してはならない」と勧告しています。 

加えて、メッカ大巡礼が世界に影響を与えるもひとつの柱である「精神性」を、宗教倫理の促進並びに、西側による、宗教なしのモラルの魔術に立ち向かうことだとし、「西洋の知的情報源によって長い間推進されてきた、宗教なしのモラルという魔術は、結局は西側諸国における抑制のできないモラルの退廃を招いたのであり、これは今や世界中の誰もが目の当たりにしている現象である」と語りました。 

そして最後に、「我々全員、そしてすべての国家と政府の義務は、この悪意のあるアメリカとシオニストの陰謀に立ち向かうことである」と結びました。


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