英紙ガーディアンのウェブサイトが23日火曜、報じたところによりますと、この特殊部隊はイギリスの首相および国防相により、同国が関与していない戦争が起きている地域へ、危険度の高い任務を遂行するために極秘に派遣されているということです。
記事はまた、「イギリス特殊部隊は特にシリアでさかんに活動しており、2012年にも、シリア反政府勢力を支援するために同国への侵入を行っていた」と続けました。
イギリス特殊部隊については、アメリカ国防総省の流出文書にも記載があり、今年初頭に隊員50名がウクライナに駐留していたが分かっています。
遡って2015年6月には、チュニジア中部スーサのビーチやホテルでテロ事件が起こり、イギリス人30人を含む38人が殺害されたことを受けて、当時のキャメロン首相が特殊部隊に対し、事件の犯人であるテロリスト逮捕に向けて全権限を与えていました。
また、スーダンで国内紛争が激化した今年4月、イギリス特殊部隊はスーダンの首都ハルツームからの数十人の自国外交官とその家族の救出作戦を行い、彼らを首都北部にある空港から脱出させました。
イギリス特殊部隊は、ロシアに駐留したことも過去に一度報道されたことがあります。それは2014年に同国で開催されたソチ冬季オリンピックに関連するもので、彼らは自国選手の安全を守るために駐留し体勢を整えていました。
上記の国々の他にもイギリス特殊部隊は、ナイジェリア、フィリピン、アルジェリア、エストニア、フランス、オマーン、イラク、ケニア、リビア、マリ、キプロス、パキスタン、ソマリア、イエメンで活動を行ってきたということです。
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