アミールアブドッラーヒヤーン外相は2日日曜、ファイサル外相との電話会談において、両国関係の再開というプラスの動きを喜ばしいものだとし、また近隣政策の拡大に向けたイランの決意を強調しました。
一方のファイサル外相も、両国の政府関係者や責任者らが会談ややり取りを続ける必要性を強調するとともに、外交関係の再開に向けた両国の措置の進み具合を前向きで満足できるものだとしました。
イランとサウジは去る3月10日、中国の仲介により7年ぶりに国交を再開することで合意しました。
この両国の合意に基づき、イランとサウジの両外相は対面での会談を行い、互いの国にある自国大使館の再開、全権大使の派遣、ならびに国交再開に向け必要なその他の措置について準備することになっています。
中国・北京での合意後、イランとサウジの関係は拡大に向かい、両国の関係者もその発展を強調しています。このような流れの中、サウジアラビアのサルマン国王はイランのライースィー大統領をサウジに招待し、さらにライースィー大統領もサルマン国王をテヘラン訪問に招待しました。
また、アミールアブドッラーヒヤーン外相とファイサル外相が複数回にわたって会談しているほか、各国に駐在するイラン・サウジ大使らの一部は駐在国内で会談や対話を重ねています。
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