イスナー通信によりますと、バハードリージャフロミー報道官は自身のツイッターで、「米国内で差し押さえられたイラン資産について補償を行うよう命じた国際司法裁判所の判決は、歴史的な勝利であった。イラン側が正当であったと国際的に受け入れられたのだ」としました。
国際司法裁判所は先月30日、イラン資産の一部の差し押さえについてアメリカ政府側の非を認める判決を出しました。
アメリカ政府は自国裁判所の判断をもとに、1955年のイ米友好条約にイランが違反したという理由で、イラン政府および数多くのイランの銀行・企業の資産を差し押さえていましたが、国際司法裁判所は今回、この差し押さえによりイランが被った損害の補償を、アメリカ政府に命じました。
国際司法裁判所はまた、2012年にイランの政府・機関・銀行の在外資産を凍結したアメリカの行為が1955年の条約に違反していると認定し、同条約第20条の例外事項にあたるとしたアメリカ政府側の主張を退けました。
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