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source : Parstoday
火曜日

21日 12月 2021年

14:54:03
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イラン外相、「国際社会はアフガン国民の生活状況に特に注目すべき」

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、自国には現在受け入れている難民の規模を越えた社会サービス提供の能力はないことを強調して、「国際社会はアフガニスタン国民の生活状況に特に注目向けるべきだ」と述べました。

ABNA24 : イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は、イラン関係者との会談のためにテヘランに滞在中のフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官との会談において、52万人以上の学齢期の外国籍の児童・生徒がイランで無償教育を受けており、また、アフガニスタン難民にもイラン国民と同様のワクチン接種が行われていることに言及して、「イランは新たな難民に対し、現在の規模を超えた社会サービスを提供する能力はない。国際社会は、アフガニスタン国民の生活状況に特に注目向けるべきだ」としました。

同外相は、UNHCR国連難民高等弁務官事務所の提供するサービスを、難民危機の規模に対すれば極めて不十分だとして、「アフガン難民の大量流入による危機は、近隣諸国へ向かう人数がどうしても多くなるために、国際支援の量が追いつかない」と説明しました。

続けて、「欧州諸国はこの分野について相応の負担を引き受けるべきである。欧州との国境にいる数千人の難民が一大危機に変わりつつある中、常時イランに支援を期待することは不可能である」と強調しました。

グランディ高等弁務官もこの会談で、イランが行うアフガンからの新規流入難民への支援における大規模な措置を賞賛しました。

そして、イラン国内のアフガン難民のワクチン接種率の高さや、毎日のように国境を越えてくる新規流入難民の仮住居に関するイランの配慮を、人道的で重大な措置だとしました。

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