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source : parstoday
月曜日

18日 5月 2020年

13:36:27
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視点:世界ゴッツの日ー 抑圧されたパレスチナ国民と世界が連帯する日

パレスチナでは、最近数世紀にわたり最大の迫害が行われています。その中で、パレスチナという地域の国家、国土、家屋、田畑、資産、尊厳、アイデンティティなどすべてのものが没収されました。

(ABNA24.com) イラン・イスラム革命最高指導者ハーメネイー師は、パレスチナ問題やイエメン、西アジア、北アフリカでの血なまぐさい戦争を含め、イスラム世界が抱える苦難は、共通の敵に対峙するに当たっての団結、そして対立の回避という原則に従えなかったことが原因であると指摘し、「現在、イスラム世界の最大の苦難は、ある国民を住む家や祖国から追放してきたパレスチナ問題である」と語りました。

この点についてハーメネイー師は、メッカ巡礼議会に寄せたメッセージの中でこの問題を指摘し、「圧制的なアメリカとその裏切り者の同調者たちによりお膳立てされた『世紀の取引』なる陰謀は、人間社会の真理に対する犯罪であり、パレスチナ人だけに限定されたものではない。我々はすべての人に、積極的な役割を果たし、敵の陰謀を打ち砕くよう求める。そして、神の力とみ光により、その他すべての傲慢な戦線の陰謀はレジスタンス戦線の努力と信仰、大望に敗北する運命にあるものと信じる」と語りました。

「世紀の取引」計画は、パレスチナ問題の解決に関するすべての国際法や国際的決議、国連憲章、OICイスラム協力機構憲章に違反しています。

この計画には、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムとヨルダン川西岸のシオニスト入植地のシオニスト政権イスラエルへの完全併合と、パレスチナ難民の祖国帰還の権利を奪うことが含まれています。
パレスチナのすべての勢力は、この計画に声を大にして反対を表明しています。

パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの駐テヘラン代表ハレド・ガドゥミー氏は、シオニストの陰謀が失敗してきたのはパレスチナ国民の抵抗があったからだと述べ、「世紀の取引の主要な目的の一つは抵抗という武器に抗うことであった」としています。

アメリカは今や、これまで以上に明白に、イスラム共同体に悪意に満ちた思惑を持って対決姿勢を見せ、扇動と陰謀に奔走しています。

イスラム革命最高指導者ハーメネイー師は、シーア派第12代イマーム・マハディの生誕日に、イランの誇り高い国民に向けて生放送で演説を行い、このように述べています。

新型コロナウイルス禍によって、パレスチナやイエメンの人々を含む様々な国に対する世界の強大国の抑圧と迫害が忘れ去られてはならない。

イランはパレスチナでの、そしてその住人達が手を携えて民主的な国民投票を行う計画を国連に提案しました。現在の危機を脱し、パレスチナ問題を公正に解決することは、抑圧され無防備なパレスチナ国民の権利であるとイランは見なしています。

世界ゴッツの日を宣言するイランの政策もまた、抑圧されたパレスチナ人、ひいては地域の安定と安全保障への支持を強調するものです。そして、米国とシオニスト政権イスラエルの一方的な分裂政策を非難するものなのです。