イラン初の軍事衛星「ヌール」は、22日水曜朝、イランイスラム革命防衛隊により同国の中部にある砂漠で2段式ロケット「ガーセド」を使って打ち上げられ、地上425キロの周回軌道に乗りました。
サーラミー総司令官は、防衛目的を含むこの多目的衛星の打ち上げに成功した後、「この重要な成果は、イランイスラム革命防衛隊の戦略的情報量の拡大を意味する」と述べました。
また、より優れた力をもたらす宇宙技術の獲得は、革命防衛隊のような強力な防衛部隊にとって必要なことであるとして、 「今日、世界の強力な軍隊は宇宙への進出なくしては、包括的な防衛計画を持つことはできない。イランの能力の限界を広げたこの優れた技術の獲得は、戦略的な成果である」としました。
また、衛星「ヌール」の役割は防衛・軍事用に限定されないとし、「この多目的衛星の宇宙への配備は、ITと情報戦争の両分野で、イランに戦略的な付加価値を生み出し、力の基礎を築くことができる」と述べました。
サーラミー総司令官は、発射台、打ち上げロケット、衛星など、この衛星打ち上げ技術の様々な部品すべてが外国に依存することなく、国内の知識を活用したものだと強調し、「制裁はイランの進歩発展を妨害するどころか、むしろ地域・世界レベルでイランが一つの大国となるための原動力となった」と語りました。
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