(ABNA24.com) インド・ニューデリー北東部のイスラム教徒居住区に対する、警察の暴力と過激派の攻撃により、これまでに50人以上が死亡、200人以上が負傷しています。
バングラデシュ各地では8日、数千人の市民が抗議デモを開催してインド人イスラム教徒の殺害を非難し、今月17日に予定されているインドのモディ首相のバングラデシュ訪問に反対することを表明しました。
これらの人々はまた、モディ首相の肖像画を焼却し、「ニューデリーとカシミールでのイスラム教徒殺戮を止めろ」、「インドのイスラム教徒の救済を」、といったスローガンを叫びました。
さらに、バングラディシュのハシナ首相に対し、モディ首相の同国訪問を中止させるよう求めました。
インド・ニューデリーでの暴力は、昨年12月にインドの市民権法改正に対してイスラム教徒が抗議行動を行った後に始まりました。
この改正法によれば、バングラデシュ、アフガニスタン、パキスタンからの難民のうち、有効な身分証明などを持たず2015年以前にインドに入国した人々に対し、インドの市民権取得の権利が供与されることになっていますが、イスラム教徒にはこの法律は適用されません。
この法律を批判している団体・組織は、この新法施行の真の目的を、イスラム教徒へさらに圧力をかけて差別し、それによりヒンドゥー系の政党を満足させることにあると説明しています。