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source : Pars Today
土曜日

22日 2月 2020年

9:16:52
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先月のイランの報復攻撃による米軍の被害を過小評価するトランプ米大統領の言動に非難が続く中、1年前に米兵の夫を亡くした大学教員が、「トランプ大統領の言葉は米兵の家族をひどく傷つけている」と批判しました。

(ABNA24.com) 先月のイランの報復攻撃による米軍の被害を過小評価するトランプ米大統領の言動に非難が続く中、1年前に米兵の夫を亡くした大学教員が、「トランプ大統領の言葉は米兵の家族をひどく傷つけている」と批判しました。

米テネシー大学で教鞭をとるケイト・ケンプリン(Kate Kemplin)氏は21日金曜、カナダCBCのインタビューの中で、トランプ大統領がイランの報復攻撃による被害を過小に捉えようとする姿勢を批判しました。

ケンプリン氏は、元米兵の夫が外傷性脳損傷を負ったときの様子に言及し、「彼の体はイラクから戻ったが、彼自身は戻らなかった」と表現しました。

彼女の夫は、2007年イラクで外傷性脳損傷を負い、およそ1年前に自殺して亡くなりました。

ケンプリン氏は、「トランプ大統領の言葉は、この攻撃で負傷した兵士の家族をひどく傷つけるものだ」と非難しました。

イランイスラム革命防衛隊は、同防衛隊ソレイマーニー司令官と同行者らをイラク・バグダッド空港付近で暗殺した米国の国家テロへの報復として先月8日、イラク西部のアサド空軍基地に対し13発のミサイルを撃ち込み、施設を破壊しました。

トランプ大統領がこの時の米軍の被害を過小評価していることは、アメリカで人々の批判を招きました。

同大統領は当初、攻撃で米軍に死傷者が出る被害はなかったと主張していました。しかし米国防総省はその後、この攻撃で米兵に負傷者が出ていたことを認め、その数を日を追って増加させていきました。

米国防総省は今月11日の時点で、アサド空軍基地駐留の米兵109人が外傷性脳損傷と診断されたことを明らかにしています。


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