(ABNA24.com) パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスのバルフーム報道官が、「アメリカとシオニスト政権イスラエルが”世紀の取引”の実現に向けて協力を拡大し、ヨルダン川西岸地域をイスラエルに併合して地図上に新しい境界線を設定するという行動は、結果をもたらさないだろう」と語りました。
ファールス通信によりますと、バルフーム報道官は9日日曜、パレスチナ領土は国民の手に残ると強調し、「パレスチナ国民は、害をもたらすだけの”世紀の取引”を失敗に終わらせるために一致団結している」と語りました。
ハマス(パレスチナ・イスラム抵抗運動)とファタハ(パレスチナ民族解放運動)は、国民の団結をさらに強化して米国とシオニスト政権イスラエルの”世紀の取引”に対抗する点において、意見が一致しています。
米トランプ大統領は先月28日ホワイトハウスで、イスラエルのネタニヤフ首相と一緒に、一方的で民族主義的なパレスチナ問題解決案「世紀の取引」を発表しました。
この恥ずべき「世紀の取引」には、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムをイスラエルの首都として正式に承認すること、ヨルダン川西岸地域の30%のイスラエルへの併合、他国に逃れたパレスチナ難民の祖国帰還の権利の剥奪、パレスチナの完全武装解除などが盛り込まれています。
米国が発表した「世紀の取引」は世界の多くの国の市民の反発や抗議を浴びています。
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