占領下のエルサレムを囲む山岳地帯で大規模な火災が発生し、イスラエル当局は危機の収束に向けて複数のヨーロッパ諸国に支援を要請しました。
1 5月 2025 - 14:14
News ID: 1553977
アフル・バイト通信(ABNA)によりますと、イスラエルに占領されているエルサレム周辺の山岳地帯で大規模な火災が発生し、イスラエル当局の情報では、少なくとも12人が煙を吸って負傷したということです。これに対して、パレスチナ自治政府は火災の鎮火に協力する意向を示しました。
また、ヘブライ語の日刊紙『イェディオト・アハロノト』は、水曜日の時点で少なくとも12人が煙による窒息や呼吸困難を訴えていると報じています。
現場から公開された映像には、火の手が都市の主要道路のすぐ近くまで迫っている様子が映されており、消火のために消防ヘリや航空機が動員されています。
イスラエルのテレビ局チャンネル12によりますと、空軍が消防部隊への支援を命じられ、軍の消防車両数台が現場に派遣されたとのことです。また、軍の特殊部隊も現場での救助活動のために待機しています。
イスラエルの国防相は今回の火災について「国家的緊急事態」と表現し、関係機関に対し鎮火への最大限の努力を求めました。
イスラエル当局によれば、キプロス、ギリシャ、イタリア、クロアチアなどが支援要請の対象国として挙げられています。
なお、ここ数日、テルアビブとエルサレムの間の複数の地域で、高温と強風の影響により火災が激しさを増しているということです。
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