11 9月 2025 - 17:19
金沢でガザ支援の抗議活動、100回目の開催

イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃を中止させようと、金沢市の有志らが毎週火曜日夜に実施している抗議活動が、9日に100回目を迎えた。参加者は市民に平和へのメッセージを発信した。

アフル・バイト通信/ABNAによると 、この抗議活動は2023年10月7日に始まったイスラエル軍とハマスの衝突を受け、金沢市の薬剤師、中内晃子さん(53)ら3人が発起人となり、同月24日から毎週火曜日にJR金沢駅前の中央交差点付近で行われている。参加者はプラカードを掲げ、「即時停戦」「パレスチナに自由を」といったメッセージを通じて反戦の意思を訴えてきた。

9日の100回目の抗議には延べ8人が参加し、通行人も足を止めて共感の声を寄せた。志賀町から駆けつけた派遣社員の花村信恵さん(49)は「平和を願って行動を起こせるのは素晴らしい」と話した。

中内さんは、「この抗議活動は、単なる反戦の意思表示だけでなく、参加者が情報を交換し、今後の行動を考える場にもなっている。戦争が長期化し関心が薄れる中でも、パレスチナに平和が訪れると確信できるまで訴え続けたい」と決意を語った。

なお、ガザ地区ではこれまでに6万3,700人以上のパレスチナ人が死亡しており、栄養不良による犠牲者も多数出ている。今回の抗議活動は、地域の小規模な市民グループでも、継続的な行動を通じて国際問題への関心を高め、平和へのメッセージを発信できることを示している。

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