アフル・バイト通信(ABNA)報告によりますと、ユニセフと世界食糧計画(WFP)は最新の報告書で、ガザ地区の人道状況が深刻に悪化していると警告した。3月初旬からの国境通過地点の閉鎖、戦闘の激化、食料の深刻な不足により、約47万人が飢餓の危機に瀕し、ガザ地区の全住民が急性の食料不安に直面している。
報告書によると、7万1000人の子どもと1万7000人以上の母親が急性栄養失調の緊急治療を必要としており、この数は今年初めから大幅に増加している。WFPのシンディ・マケイン事務局長は、数百万人を救う可能性のある重要な食料供給が、国境での援助物資の搬入禁止により必要とする人々に届いていないと強調した。
ユニセフはまた、医療サービス、飲料水、衛生施設へのアクセスの危機的状況について深い懸念を表明し、関係各方に対し、人道支援の迅速な搬入を許可するよう求めた。さらに、11万6000トン以上の食料援助や必須の治療物資が、人道回廊で配布の準備が整っている。
両機関は、国際社会が早急に対応しなければ、ガザの人道危機がさらに深刻な災害に発展する可能性があると警告している。
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