25 2月 2025 - 17:23
「敵は抵抗に終焉がないことを知るべき」 ヒズボッラー前事務局長らの葬儀に際してイラン最高指導者が談話

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、23日に行われたレバノン・ヒズボッラーの前事務局長ナスロッラー師らの葬儀に際して談話を発表し、「神の道における偉大なる聖戦士、かつ地域の抵抗運動の指導者であるナスロッラー師は今や、栄光の頂点にある」としました。

 ハーメネイー師はこの中で、「敵は、簒奪、抑圧、覇権に対する抵抗に終焉はなく、望まれる目標が達成されるまで続くことを知るべきだ」と強調しました。

談話の全文は以下の通りです。

慈悲深く慈愛あまねき神の御名において

栄誉は神とそのみ使い、そしてその信者たちのためにある。だが、偽信者たちにそれがわからない(コーラン・ムナーフェグーン(似非信者たち)章第8節)

偉大なる聖戦士であり、地域の抵抗運動の指導者たるナスロッラー師は今や、栄光の頂点に立っている。彼の清らかな体は神の道に従って聖なる戦いの地に埋葬されるだろうが、神のご意志により、彼の精神と道は日々燦然たる輝きを増し、後続の人々に道を示すであろう。

敵は、強奪、弾圧、覇権主義に対する抵抗は終わることなく、神の意志により望ましい目標が達成されるまで続くことを知るべきである。

(同じく殉教した前執行評議会議長の)セイエド・ハシェム・サフィーウッディーン師の栄誉と光り輝く顔もまた、地域の歴史に輝く星である。彼はレバノンの抵抗勢力指導部の側近であり、不可欠な存在であった。

 神とその純正なる僕らの平安が、この2人の誇り高き戦士両氏、また最近殉教した他の献身的な戦士たち、そしてイスラムのすべての殉教者たちの上にあらんことを祈ってやまない。そして、我が愛しの子供たち、レバノンの若き戦士たる諸君に特別な挨拶を送る。

イラン・イスラム革命最高指導者 セイエド・アリー・ハーメネイー

イラン暦1403年エスファンド月3日(2025年2月21日)