23 2月 2025 - 19:22
イエメンが米F-16戦闘機を攻撃/シリア新政権が国内イスラム教徒に圧力:西アジア関連ニュース

米国防総省は、同国のF-16戦闘機がイエメン軍にミサイル攻撃されたことを認めました。

【ParsToday西アジア】イエメン戦闘員らは23日朝、初めて米軍のF-16戦闘機に向けて地対空ミサイルを発射しました。この戦闘機はイエメン沖の紅海上空を飛行中、イエメン防空部隊に攻撃されました。複数の報道によれば、問題の戦闘機は損傷を受けておらず、イエメン防空部隊の射程圏外に逃げたということです。また、米国防総省当局者は同日、イエメンが米国のMQ-9無人機に向けてミサイルを発射したと発表しました。

イスラエル、レバノン・シリア国境を空爆

イスラエルメディアは、同政権軍の戦闘機がレバノンとシリアの国境地域を空爆したと報じました。イスラエル軍はこの攻撃について「ヒズボッラーが武器輸送に利用している経路を空爆した」と主張しました。

ガザ地区の殉教者数が4万8329人に

アルアーラム・チャンネルによりますと、ガザ地区のパレスチナ保健省は22日夜、過去48時間で10人が殉教・4人が負傷したと発表しました。これにより、2023年10月7日以降の対ガザ戦争における殉教者数は4万8329人に、負傷者数は11万1753人に増加しました。さらに、ガザ地区では散乱・集積した瓦礫の下に今も1万4000人以上の殉教者の遺体が埋もれたままになっているとみられています。

ヨルダン川西岸でイスラエルが軍事行動

情報筋は、パレスチナ・ヨルダン川西岸トゥバス近郊で銃声が聞こえたと伝えました。また、イスラエル軍が出動態勢にあり、複数の救急車がトゥバス市近郊アグワル地区内の交差点に向かっているとの情報があります。

シリア新政権が国内イスラム教徒に強制退去迫る

シリアの現支配勢力となっている「タハリール・アルシャーム(HTS)」の最高幹部ジャウラ二氏の親族や関係者数十人が、同国北部アレッポ近郊にあるヌブルおよびアル・ザフラの2つの町に通じる街道の入り口で武装し街頭に繰り出しました。

レバノンのアルマヤーディンTVによりますと、これらの人物はスローガンを連呼して、この2つの町の住民に金銭の支払いを強制したということです。また、2つの町の住民に対し、自宅から退去した上でその自宅を近隣の村民へ引き渡すよう求めるプラカードを掲げました。

イスラエル軍が聖地とヨルダン川西岸を攻撃

イスラエル軍はパレスチナ人への攻撃を続ける中、占領下の聖地ベイトルモガッダス・東エルサレムにある町を攻撃し、現地の若者と衝突しました。さらに、ヨルダン川西岸トゥルカルム市および同地のキャンプに多数の兵士と装備を派遣しました。他にも、ヨルダン川西岸中部ラマッラ北部の村落のほか、聖地南部ヘブロン南部近郊のドゥラ西部にあるベイト・アワ町、ヘブロン北西部の町アドナを襲撃しました。