29 7月 2020 - 12:01
イラン大統領、「イラン旅客機の乗客を危険にさらした米国の行為は『空のテロ』」

イランのローハーニー大統領が、米軍の複数の戦闘機がイラン旅客機の乗客を危険にさらした行為を、国際航路における「空のテロ」だと非難しました。

ABNA24: ローハーニー大統領は29日水曜、閣議において、このアメリカによる行為は過去にも前例があるとして、「このような米国の行為は、対イラン政策の失敗を示している。彼らに残された唯一の道は、法律、合意、規則を正しく履行し、イランの人々へ与えた損害をあがなうことだ」としました。

また、国際民間航空機関(ICAO)や国連安保理、世界各国に対し、この米政府によるテロ行為に措置を講じるよう求めました。

さらに、アメリカが対イラン武器制裁延長をめざし工作に奔走していることを指摘し、「アメリカは、イランに関する決議書のフォローアップのために、朝から晩まで斡旋屋のようにホワイトハウスの外をうろうろ歩き回っていた。しかし、今日まで成功することはなかった。もちろん、たとえ成功する日が来たとしても、イランは断固とした返答をする」と表明しました。

そして、敵はイランの経済をひっかきまわし、その経済的支柱を壊すことを計画していると強調し、「イランの欧州向け輸出は、制裁にもかかわらず63%上昇した。これは、敵が経済という分野で成功を収めることができず、イラン経済を停止させることができなかったことを示している」と強調しました。

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