(ABNA24.com) ファールス通信によりますと、欧州議会の欧州自由民主同盟と共和国前進が合流して昨年設立された新会派欧州刷新(Renew Europe)グループのメンバーはこの書簡の中で、新型コロナウイルスと闘う諸国に対する制裁の影響を懸念を表明すると同時に、イラン、キューバ、リビア、シリア、北朝鮮、ベネズエラ、およびその他の国に対する制裁の解除を要求しました。
この書簡は、欧州議会の外交委員会のメンバーであるハビエル・ナート氏によって発案され、他の9人の議員が署名しています。
欧州議会の欧州刷新グループのメンバーはこの書簡の中で、欧州理事会に対し一定期間これらの国に対する制裁をはっきり効果が出るかたちで軽減する方法を見つけるよう求めました。
これらの議員は、ボレロ上級代表に対しても、これらの諸国に科せられている現在の制裁が免除されるよう米国国務長官に求めることを要求しました。
ここ数週間、世界でのコロナウイルスの感染拡大に続いて、国際当局と多くの諸国が、アメリカの一方的で違法な制裁の撤廃を求めてきました。
ロシア、中国、シリア、キューバ、北朝鮮、イラン、ニカラグア、ベネズエラの国連代表はこれよりしばらく前に、グテーレス国連事務総長に宛てた書簡の中で、新型コロナと闘うために米国の制裁を解除する必要性を訴えました。
生活基本物資や医薬品や医療関連品さえも含むアメリカの一方的で抑圧的な制裁は、米国の制裁下の国の人々、特に新型コロナウイルス感染患者に多くの問題を引き起こすことになっています。