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source : Parstoday
火曜日

21日 2月 2023年

18:32:16
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露保安庁、「アフガニスタンでのISIS台頭は米軍撤退と同時期」

ロシア連邦保安庁関係者が、イスラム国ホラサン州を自称するアフガニスタン国内のテロ組織ISIS(ロシアではテロ組織に認定され活動禁止)の活発化について、「米軍撤退後にアフガニスタンで米国が秘密工作を行っていた時期と一致していた」と指摘しました。

ロシアのスプートニク通信によりますと、この関係者は同通信に対し、シリア・イラク地域での軍事的敗北を受けて「ダーイシュ(ISISのアフガニスタンにおける呼称、ロシアでは活動禁止)」がその勢力を他の地域、特にアフガニスタンにシフトさせているとしながら、「中央アジアを含む紛争地帯の煽動に関心を持つ米国は、地政学的な目標を追求すべくテロリストを積極的に利用している」としました。

続けて、「同組織によるテロ活動の最盛期は、アフガニスタンから米軍が撤退した時期と重なる。地上戦に敗れた米国は秘密作戦に切り替えたが、それはこのテロ組織の活性化と重なった」と述べました。

また、2015年初頭にアフガニスタンでの存在を初めて示した「ダーイシュ」のテロリストは当初、アフガニスタンと近隣諸国を「イスラム国ホラサン州」に含めることを目標としており、指導者の中核はテロ組織アルカイダ(ロシアでは活動禁止)の関係者で構成されたと説明しました。

その上で、「『イスラム国ホラサン州』のメンバーの補充は、アングロサクソン人らの諜報機関の管理下において2017〜2018年にかけて最も活発だった。このアングロサクソン人らは戦闘経験のあるジハード主義者の移送を通じて、シリアとイラクにおける『ダーイシュ』との協力した経験がある」と指摘しました。

そして、2022年の1年間だけでも、アフガニスタン、パキスタン、イランといった地域で約20件の大規模なテロ攻撃が発生して500人以上が死亡していることに触れ、「これらのテロ攻撃の中には、2022年9月5日にカブールのロシア大使館付近で発生した、ロシア連邦の外交官2人が犠牲となった自爆テロ事件も含まれている」としました。

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