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source : Parstoday
木曜日

16日 12月 2021年

13:09:06
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イラン外相が国連事務総長と電話会談、「協議進捗の減速の原因は、西側の率先行動の欠如」

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、グテーレス国連事務総長との電話会談で、「オーストリア・ウィーン協議の進展の減速の要因は、西側の相手国による率先的な行動の欠如だ」と語りました。

ABNA24 :ファールス通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は15日水曜夜、グテーレス事務総長との電話会談で、「イラン協議団はウィーンにて、良好な合意の成立に向け真剣に努力している」と述べています。

また、ウィーン協議の進捗がはかばかしくない要因が、相手側の西側諸国の率先的な行動の欠如にあるとし、「わが国は、圧政的な制裁の解除および、核問題という2つの課題にまとめた自らの提案書を相手側に渡してある」としました。

さらに、「イランの提案文書の内容は、核合意の条文と完全に合致している」とし、「イランは核合意の枠を超えた要求は一切しておらず、同時に核合意を越えた義務も決して受け入れないと語っています。

そして、「ウィーン協議でのわが国は良好な提案を出しており、これは恒常的な合意の基盤になりうる」とし、「イランがこれまで何度も強調しているように、必須事項は西側諸国が主張する懸念の解消の必要条件は、制裁の完全な解除である」と述べました。

続けて、イランとIAEA国際原子力機関の新たな合意に触れ、「わが国は善意から、テヘラン西部キャラジの核施設内への監視カメラの設置を許可するだろう」としています。

ほかにも、「わが国は、決して脅迫的な物言いを容認しない」と強調し、「相手側である西側諸国は、イランに対する脅迫的な文言が逆効果となることを熟知しておくべきだ」と語りました。

一方、グテーレス事務総長もこの電話会談で、ウィーン協議をきわめて重要なものだとし、「核合意は重要な合意文書であり、その枠組みは世界の平和と安定に大きく寄与すると考える」と述べています。

また、イランの対IAEA協力および、キャラジ核施設への監視カメラ設置への同意に謝意を示すとともに、「これはイラン政府とIAEAの協力の証であり、協議進展における信頼構築にプラスの影響をもたらすだろう」としました。

最後に、国連として常に核合意を支持してきたとし、「我々は国連のすべての手段を駆使し、ウィーン協議を確実に良い結果結び付けるべく全力を尽くす所存である」と結んでいます。

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