アメリカの若きムスリムたちの何人かが、慈善活動の一環として完全に自発的にバージニア州にあるいくつかの病院を訪問し、入院患者たちのお見舞いをしました。若者たちのこの活動の目標は患者たちの士気向上にあります。
この親善行為の発起人で調整を担当しているパレスチナ生まれでジョージ・ワシントン大学に通う大学生のイリヤ ハムドさんは、自身の友達バージニア州にあるモスクの礼拝者をこの活動への参加を呼びかけました。
彼女はこの活動の目的についてこう語りました。
「数々の病院には、様々な理由による患者さんたちがいらっしゃいます。アメリカ社会に新たに移ってきたために、誰も頼る人がいない患者さんもいらっしゃいます。これらの人々は感情的また精神的に弱っていることから、自身の小さな病でさえも重いものであると感じています。そこで私たちはこのキャンペーンを、実際にこれらの人々の士気向上を促すために彼らと共に病に向き合おうという目的で行っています。」
このイスラム教徒の学生は2009年から自身のキャンペーンを開始し、これまでに30名のイスラム教徒の若者をこの活動のメンバーとして惹きつけました。そして数々の病院を訪問し、孤独な患者を訪問しています。
このキャンペーンのメンバーの一人で、今回参加した若きムスリマのライラさんは、「私は今年の一月から参加しています。1日の訪問で3~4人、週にすると約12人をお見舞いしています。」と語りました。
毎日のようにイスラム教徒に対する破壊的残虐行為がなされているにもかかわらず、アメリカにおけるイスラム社会のイスラム教徒たちが、盛んにおこなっている慈善活動は注目に値するものである。
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