アブナ通信がフィナンシャル・タイムズを引用して報じたところによると、欧州中央銀行は、凍結されたロシアの資産を担保とする1400億ユーロのウクライナへの融資に対する裏付け提供を拒否しました。
ECBは、欧州委員会の提案を検討した後、この措置がその法的権限に反するという結論に達しました。
欧州中央銀行は、欧州委員会の計画は事実上、各国政府への直接的な財政支援に等しく、ECBが事実上加盟国の財政義務の支払いに責任を負うことになると述べました。これは、欧州連合の条約に基づいて禁止されている行為であり、高インフレとECBの信用失墜につながる可能性があります。
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、EU諸国が凍結されたロシア資産をウクライナへの融資に使用した場合、モスクワの対応は「非常に厳しく、痛みを伴うものになる」と警告しています。
また、欧州政治専門誌「ポリティコ・ヨーロッパ」も、米国が差し押さえられたロシア資産を原資とするウクライナへの融資に反対していると報じました。
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