ロシア軍のゲラシモフ参謀総長が、「アメリカは、シリア南部アルタンフにある基地で、テロリストに訓練を施している」と語りました。
ロシアのアラビア語放送のテレビ、ロシア・アルヨウムのインターネットサイトによりますと、ゲラシモフ参謀総長は26日火曜、「テロ組織ISの残存勢力は、シリアからリビアに移動させられた」とし、「アメリカは、依然としてテロリストを支援している」と述べています。
また、「ロシアは2018年には、テロ組織ヌスラ戦線を完全に殲滅するだろう」としました。
これ以前にも、ロシアのボグダノフ中東・北アフリカ担当大統領特使が、「ISに対する勝利宣言により、アメリカ軍のシリア駐留に合法性を持たせる口実は存在しない」と語っています。
アメリカは、これまでのおよそ7年間において、テロ組織を良いグループと悪いグループに分け、シリアにおける暴力や危機の拡大に関与してきました。