?>

バイデン米大統領のアフガン恐怖症に関する発言の考察

バイデン米大統領のアフガン恐怖症に関する発言の考察

アメリカのバイデン大統領は、アフガニスタンを掌握した組織・タリバンとパキスタンとの関係を示す完全な情報があることから、自国に対するISIパキスタン軍統合情報局やタリバンとの連携疑惑を晴らし、イラン、中国、ロシアがタリバンの支援国であるかのように演出しようとしています。

ABNA24 : バイデン大統領は先日、ある演説において、「中国、パキスタン、ロシア、イランは、現在タリバンに対しどうすべきか理解しようと努力しているところだ」と語りました。

バイデン大統領が、アフガニスタン関連でイランをはじめとしたこれらの国々について誤解を招くようにふるまった理由には、以下のような注目すべき点があります:

第一の点は、タリバンとパキスタンとの関係を示す完全な情報があることから、バイデン大統領が、パキスタンと同時にイラン、中国、ロシアの3国の名を出すことで、自国へのISIやタリバンとの連携疑惑を晴らしつつ、イラン、中国、ロシアがタリバンの支援国であるかのように見せ、世論を誤った方向へ導こうと画策していることです。

第二の点は、アフガニスタンの現状が、20年にわたるアメリカやその同盟国の占領がもたらした結果であるということです。このためバイデン大統領は、他の国々に関して世論操作やでっちあげの主張をすることで、この事実を覆い隠し、世界的な追求を免れようとしているのです。

第三の点は、バイデン大統領が、アフガニスタンからの撤退で非難を浴びているために、新しい話題を作り出すことによりこれに関する圧力を軽減させ、同時に、イランをはじめとしたアフガニスタン国民の友好国や近隣諸国を、速やかなアフガン危機解決にあたって問題に直面させようとしていることです。

第四の点は、バイデン大統領が、アフガニスタンやタリバン関連でイランについて誤解を招くような情報を吹聴しようとしていることです。しかしながらイラン政府は、アフガニスタン情勢に関しては数か月も前から明確なアプローチを示しており、アフガニスタン各勢力間協議という方法を強調しながら、反対派メディアが展開する大規模な心理作戦にも負けず、危機を少ない損失で解決できるように全力を傾けてきたのです。

第五の点は、アフガニスタンの内戦を解決する方法は複雑であるというアメリカの見解とは逆に、イランが、アフガニスタンでの和平・安定の確立や団結を目的に、全ての民族・宗教の代表が参加する包括的政権発足という戦略を求めるものとして明確に掲げ、アフガニスタン国民の権利の実現を追求していることです。

したがって、バイデン大統領による先日のこの主張は、アメリカやその同盟国がアフガニスタンに押し付けてきた諸々の問題を隠蔽し、その責任を認める代わりに他者に押し付けようとする行為といえます。さらに、アフガニスタンを内戦に仕向けることで、この危機を長引かせて地域に波及させ、米政府の2022年外交基本政策に基づいたイラン、中国、ロシアの同時制御をも行おうというのが、その企みなのです。


あなたのご意見をお寄せください

あなたのメールアドレスは公開されません。エントリーフォームの必須項目には*印が付いています。

*