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サウジ・米の対イエメン犯罪を強く糾弾したイラン最高指導者

サウジ・米の対イエメン犯罪を強く糾弾したイラン最高指導者

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、イエメンの抑圧された貧民に対するサウジアラビアの指導者らの犯罪を強く非難すると共に、「人権に関するアメリカの主張は偽りであり、イエメンに対するサウジの犯罪の主な支援者はアメリカだ」と語りました。

ABNA24 : サウジアラビア主導アラブ連合軍による対イエメン戦争は、今月26日目をもって7年目に突入します。現在もこの戦争が継続されている中で、重要な政治・作戦上の変化が見られます。政治面では、アメリカ政府が困惑に陥っています。つまり、バイデン新米政権はイエメン戦争におけるサウジアラビアへの支援を停止すると宣言する一方で、イエメン軍司令官2名に制裁を行使しているのです。アメリカを混乱させているのは、サウジ主導アラブ連合軍のイエメンに対する6年間の戦争は、21世紀最大の人道的大惨事を引き起こし、これが米国の人権主張と矛盾していることです。

これに関して、ハーメネイー師は11日木曜、イスラムの預言者ムハンマドの召命日にちなんで、次のように語りました。

「米国のアラブ圏同盟国(たるサウジアラビア)は6年間、イエメンの抑圧された人々を爆撃し、経済封鎖により、イエメン人の食品や医薬品の確保を妨害している。この出来事は、米国政府のゴーサインにより発生している。残忍で圧政的なアラブ系政権はイエメン国民を、無情で残酷な方法で扱っている」

イエメン戦争に関する最高指導者の表明の1つの側面は、この戦争で発生した人道上の大惨事に触れていることです。国連世界食糧計画のビーズリー事務局長は 今週、首都サヌアを含むイエメンを訪問し、同国での大規模な飢饉に関して警告し、次のように述べています。

「今こそ世界は眠りから目覚め、イエメンの悪化した状況、特に私がサヌア病院で目の当たりにした若者の状況を間近に見る必要がある」

これ以前にも、国連のドゥジャリク事務総長報道官が、「戦争が続けば、イエメン住民の半分は来年、飢餓に陥ることになる。我々の予測では、たった500万人が飢餓の一歩手前あると見られる」と述べています。

飢餓や食糧危機は、イエメンで現在起こっている大惨事の氷山の一角に過ぎません。感染症、約400万人の民間人の避難、住宅や企業の破壊、子供を持つ数千人の親や女性たちの夫の死亡、そして子供たちの窮状も、イエメンの人道的大惨事の別の側面です。しかし、こうした問題は人権を主張する国々のメディアでは一切報道されず、その動画すらも公開されません。

ハーメネイー師が指摘するイエメン戦争のもう1つの側面はイエメンの人々の自信と国内での可能性や能力であり、同師はこれを1つの才能だとし、「イエメンの人々は、6年間の爆撃に対応することができた非常に才能のある人々だ」と評しています。ここで言う才能は現在、戦場で客観的に具現されています。イエメンの政府軍と人民委員会・義勇軍は、その力と防衛能力を強化することにより、首都リヤドとそのさまざまな地域の石油施設を含む、サウジアラビアの各地に対する繰り返しの攻撃実施に成功しました。またイエメン領内では、政府軍と義勇軍が中部マアリブ州まで5kmの地点まで進軍しています。サウジアラビア軍の占領からのマアリブの解放は、イエメン北部地域に対する救国政府の完全な主権回復となるため、サウジアラビアにとっての大敗北ということになります。

そして、ハーメネイー師が指摘する第3の側面は、国連の行動に対する強い批判です。

ハーメネイー師はこれに関して、「イエメンが何かをするやいなや、国連を含めた各機関や国が声を上げる。だが、サウジでなくイエメン人の防衛行為を非難する、という国連の行動はアメリカの行動よりも酷いものだ」と語りました。

この強い非難の矛先は、人権擁護を装ったアメリカの主張や虚言に向けられているのみならず、国連が公平な機能を持たず、実質的に地域の資本主義国や世界大国に偏る政治的組織にのし上がっており、このことはイエメン戦争などの危機が長引く理由のひとつとなっている、という見解を強調しているのです。

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