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イランの外交ーアフガンでの包括的対話支援に向けた努力

イランの外交ーアフガンでの包括的対話支援に向けた努力

イランの原則的な政策は、アフガニスタンでの包括的対話への支援とされています。

ABNA24 : これに関して8日水曜、イランを中心としたアフガン近隣諸国の外相らによるオンライン会合が開催されました。この会合はどのような重要性があり、またアフガン近隣諸国は同国での恒常的な治安安定確立や緊張の終結に向けて、どのようなイニシアチブや方策を求めているのでしょうか?

事実として指摘できるのは、アフガンはこれまで事実上、アメリカによる占領や内政干渉の犠牲的な存在に甘んじ、20年間にわたる米の占領後に残ったものは、戦争と情勢不安に過ぎませんでした。

ライースィー・イラン大統領は最近、テヘランでクレシ・パキスタン外相と会談し、米軍のアフガン撤退を、同国の平和、安全、安定に向けたアフガンのすべての民族集団や勢力の協力のための転換点だとし、また同国に対し保護者的にふるまうアプローチを否定して、「アフガン隣国を含む他の国の役割も、アフガンの全ての民族集団や勢力の参加による、包括・協力的な政府の発足を促すのみに留まるべきだ」と語っています。

この観点から、アフガンの動向および、今回のテヘラン会合の重要性を分析する上で、以下の2つの重要なポイントが存在します。

第1の点は、一切の暴力や同士討ち・同胞の殺害を回避する必要性です。アフガン北東部パンジシール州から届く、アフガン指導者らの殉教を伝えるニュースは、実に嘆かわしく懸念すべきものです。

第2の点は、アフガン国民の困難や苦痛に目を向ける必要性です。

イラン国会幹部役員会のメンバーであるサリーミー氏は、アフガン近隣諸国の外相らによる今回のオンライン会合の開催に触れ、「わが国の政策は、イスラム革命最高指導者ハーメネイー師が強調しているように、諸国民への支援にある。そして現在、イスラム教国たるイランはアフガン国民のことを心配している」と述べました。

また、「アフガンでは、一部の特定の人々ではなく、全ての国民の権利が支持されるべきだ」と強調し、「アフガン近隣諸国のオンライン外相会議により、緊張緩和の一方で、すべてのアフガン国民の権利の実現への道が開けるものと信じている」と語っています。

したがって、アフガン近隣諸国の外相らに対しては、包括的政権の形成における明確かつ強力なメッセージをもって、現状下でアフガン国民を支援することが期待されています。

言うまでもなく、イラン側は地域・国際的な外交という枠組みによる、アフガンでの和平と安全の確立に協力する準備ができています。そしてイランはこの方向性において、アフガン国民の苦痛を解消し、同国の民族・人口構成を反映する包括的な政権の発足に向け、努力しているのです。

イラン外務省のハティーブザーデ報道官はこれに関して、アフガン北東部パンジシールの問題には政治的な解決策しかなく、同地域の包囲は国際法と人道法の観点から決して受け入れられないものであるとしました。また、アフガンに対する外国の内政干渉の全てを非難するとともに、「戦略的な間違いを犯している友人らは、アフガンの地理が外国軍を駆逐するために戦った人々の地理であることを理解すべきだ」と語りました。

また、「パンジシール州民を飢餓に直面させること、この地域での電力や水の供給の停止、包囲は懸念材料だ」とし、タリバン側に対し、従来の約束の全てを履行するよう求めています。

明らかなことは、アフガンでの和平と平穏の確立が、国民投票とすべての民族集団の参加による包括的政権の発足によってのみ実現可能だということです。

現況において、アフガンにとってはすべての民族集団や勢力の間で対話を行い、相互理解と合意に達する以外に道はなく、イランの立場はあくまでも、アフガンの運命はアフガン人自身によって決定されるべきであるというものなのです。

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