静岡空港、国際線エリア拡張 検査など短縮・礼拝所も

静岡空港、国際線エリア拡張 検査など短縮・礼拝所も

静岡空港は2019年4月の民営化に向けて30日、国際線エリアを拡張オープンした。手荷物の受取所や保安検査場の拡充によって待ち時間を短縮し、訪日外国人(インバウンド)の利便性を高める。イスラム教徒(ムスリム)向けに礼拝室を設けるなど多様性にも配慮した。受け入れ態勢の改善により、新たな国際線の誘致に弾みをつけたい考えだ。

増築・改修工事を進めてきた空港ターミナルビルの国際線エリアを刷新した。男女別の礼拝室はムスリムの利用が伸びていることに対応して2階に開設した。訪日客が使えるようシャワー室も新設。運航情報のモニター表示に韓国語と中国語(簡体字、繁体字)を追加し、従来の日本語、英語と合わせ5言語で情報提供する。

待ち時間の短縮も目指す。手荷物受取所でベルトコンベヤーを1基から2基に増やし、現状は1列の保安検査場も近く2列とする。制限区域内の待合室の座席は19年2月をめどに現状に比べ3割多い400席にする。

一連の取り組みによって1時間当たりの発着可能便数を最大3便に拡大し、航空会社が使い勝手のいい時間に路線を設定しやすくした。「これまでは最大1便。対応できないと就航を断ることもあった」(県担当者)

国際線機能を強化する背景には、過去への反省がある。「爆買い」などで日本を訪れる中国人が支え、15年度に同空港の国際線は15路線まで急増したが、翌16年度に撤退が相次いだ。現状は5路線だ。ブーム頼みではなく、搭乗客や航空会社の利便性の向上が空港間の競争に打ち勝つうえで不可欠と判断した。

ターミナルビルの工事は16年11月に開始。西側と東側で計6100平方メートルを増築し、全体の延べ床面積を1.5倍に広げた。18年4月にオープンした西側部分を国内線に振り向け、従来のスペース全てと東側部分を国際線向けに充てた。

民営化で19年4月から運営権者になる三菱地所・東京急行電鉄グループは、国際線の新規誘致の重点対象に香港やバンコク、グアムを挙げる。県は「おもてなしの面で機能が高まった。増便への努力を期待したい」(空港運営課の沢井亨氏)と話す。

男女別の礼拝室やシャワー室を2階に新設した

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