徳島県

阿波藍を世界へ ムスリマ(イスラム教徒女性)向けファッション開発

  • ニュースコード : 845686
  • 出典 : 徳島新聞
Brief

阿波藍を世界に発信しようと、イスラム教徒(ムスリム)の女性向けの藍染ファッションを開発するプロジェクトが進められている。徳島市内の藍染工房2社とインドネシア出身のデザイナーらが共同で、ムスリムの女性が頭を覆う「ヒジャブ」の藍染作品の制作に着手しており、来年2月に米ニューヨークで開かれるファッションショーへの出展を目指している。

プロジェクトは県が発案し、徳島市内で藍染製品を製造する「あおし」と「古庄染工場」が協力。世界的に活躍するデザイナーのラニ・ハッタさんの指示に応じ、2工房の職人がヒジャブなどの生地を染色して仕上げる。

 作品が完成すれば、ムスリム向けファッションの店をニューヨークで営む元女優のテティ・ロンピースさん=インドネシア出身=を通じて、ニューヨークのショーでお披露目する計画だ。

 ラニさんは7月上旬、テティさんと共に来県し、藍染工房で藍染を体験。「いろんな染め方ができ、青色のグラデーションは魅力。世界のトレンドになる可能性が高く、若者をターゲットに作りたい」と語った。

 今後、ラニさんが指定する生地に2工房がサンプル染めを施し、染まり具合などを確かめた後、本格的にデザインする。

 ムスリム人口は世界で約16億人。ムスリムファッションに藍染が採用されれば市場は大きく広がる。藍染では通常、イスラム教徒の戒律で禁じられている酒が用いられるが、酒を使わない製法もあることから売り込みが可能と判断した。

 あおしの梶本雄大社長は「イスラム圏で青は神聖な色とされているそうで、親和性がある。広がればインパクトは大きい」と期待を寄せる。「現代の名工」にも選ばれた古庄染工場6代目の古庄紀治(としはる)さんは「初めての試みで面白い。生地によって色目が変わるので早く試したい」と生地が届くのを心待ちにしている。

【写真説明】藍染のムスリムファッション制作に向け、藍染作家の指導で染色体験をするデザイナーのラニさん(中央)=徳島市吉野本町のあおしの工房
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