尼崎のすし店が「ハラルすし」 ムスリムにも安心できる和食を

  • ニュースコード : 845684
  • 出典 : 尼崎経済新聞
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 尼崎の阪急塚口駅近くにあるすし店「松葉寿司(すし)」(尼崎市塚口町1、TEL 06-6422-1234)が6月から、ムスリム(イスラム教徒)にも対応するため「ハラルすし」の取り扱いを始めた。

1938(昭和13)年創業の同店。尼崎にゆかりのある近松門左衛門にちなんで創作した具だくさんの太巻き「近松巻」で知られ、兵庫県の「キラリひょうごプロジェクト」の支援を得て同製品を全国展開するなど、地元の名産品の創造と拡販にも力を入れている。席数は80席。

 ハラルフードはイスラム教の戒律に沿って調理された料理で、イスラム教徒(以下、ムスリム)が口にできない豚肉、調味料を含む豚肉由来の食材、アルコール類を一切使わないのが特徴。

 同店が「ハラルすし」開発に着手したのは、あるインドネシア留学生から聞いた声がきっかけだったという。専務の岡本博幸さんは「妻がムスリム留学生や旅行者を世話するボランティアをしており、彼らが日本食を楽しみに来日したのに、ハラル対応の飲食店があまりなくて困っていると聞いた。中には、食べるものがなくホテルに引きこもってしまう旅行者もいると聞き、驚いた。何かできることはないかと、ハラルすしの開発を始めた」と振り返る。

 「苦心したのは、すし飯に使う酢とみりん。イスラムの戒律ではアルコールが禁じられており、いつもの材料を使うことができない。シャリはすし屋の命なので、ハラルビネガーを使って納得のいく味を作り出すまでが大変だった」と岡本さん。「完成したハラルすしを、ある旅行会社が主催したイフタール(ラマダン中の断食明けの食事)パーティーに提供したところ、とても喜んでもらい、手応えを感じた」と笑顔を見せる。7月に大阪で開催された「ムスリムインバウンドエキスポ」にも出展し、来場者から好評だったという。

 「ハラルすし」は通常メニューにはないが、20人以上の団体予約や仕出しで対応する。1週間以上前の予約が必要。

 営業時間は10時~22時(日曜・祝日は21時30分まで)。火曜定休。

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