東武鉄道

ムスリム旅行者に安心の旅を 東武日光駅に祈とう室 飲食店や宿泊施設マップも /栃木

ムスリム旅行者に安心の旅を 東武日光駅に祈とう室 飲食店や宿泊施設マップも /栃木

イスラム教徒(ムスリム)旅行者に安心して日光・鬼怒川エリアの旅行を楽しんでもらおうと、東武鉄道が受け入れ態勢の整備を進めている。東武日光駅(日光市)に今月から祈とう室を新設した他、ムスリム向けメニューを提供する飲食店を掲載した観光マップを発行し、インターネットでも発信している。【花野井誠】

東武日光駅の祈とう室は、礼拝に集中できるよう改札から離れた2階にあり、男女別に1室ずつ設けられている。約8平方メートルの室内には聖地メッカの方角を示す印をはじめ、礼拝の前に体を清めるための温水機能付きの設備を用意した。イスラム教では1日5回、礼拝を行う。旅行中は3回に減らすことがあるものの、旅行客などから日中の礼拝場所が必要だとの声が上がっていた。

 東武鉄道ではインドネシアやマレーシアなど東南アジアから訪れるムスリム旅行者の増加に対応しようと、東武日光駅に祈とう室を設置した。一年中、午前9時から午後4時半まで利用できる。県内の駅でムスリム向けの祈とう室が設置されるのは初めてだという。

 さらに同鉄道は、ムスリム旅行者向けの観光マップを3月に発行。祈とう室を備えた東武ワールドスクウェアなどのテーマパークや、アルコールや豚肉を禁忌とするイスラム教に配慮したメニューがある飲食店や宿泊施設を紹介している。旅行客が利用できる公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」の場所も掲載した。マップの情報は、東武鉄道の訪日外国人旅行者向けサイト「TOBU JAPAN TRIP」でも公開されている。

 東武鉄道は「今後も多くのお客さまに快適な観光をしてもらえるよう、新たなサービスの導入を検討していきたい」としている。

県内各地で整備進む

 県によると、ムスリムの多いインドネシアなどアジア・中東地域の観光・宿泊客は県全体で増加傾向にある。このため、祈とう室やハラル料理がある宿泊施設などの整備の必要性が高まっており、県内では対応を進めている施設もある。

 宇都宮市の「MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮店」は礼拝室を設置。鬼怒川温泉(日光市)の一部の宿泊施設では、アルコールや豚肉を使用しないムスリム向けのハラル料理が提供されている。また、佐野市のラーメン店「日光軒」では、宇都宮名物を味わってもらおうと「ハラール餃子(ぎょうざ)」を提供している。

 県観光客入込数・宿泊者数の推定調査によると、2016年に県内のホテルや旅館に宿泊した外国人は21万161人。初めて20万人を突破し、過去最高となった。アジア・中東地域が約7割を占めている。県観光交流課は「人口の多いイスラム圏の旅行客に栃木を選んでもらうための安心材料として、整備を進めなければいけない」としている。【野田樹】

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