国際司法裁判所でのイランのアメリカ提訴に関する審理

国際司法裁判所でのイランのアメリカ提訴に関する審理

国際司法裁判所で、27日月曜から4日間の日程で、イランのアメリカ提訴に関する審理が行われています。

今回の審理では、国際司法裁判所が、暫定的な判断を下す資格があるか否かについて調査されます。

イランは、アメリカの核合意からの離脱を受け、国際司法裁判所にこの問題を巡って提訴しました。この中では、アメリカによる核関連の対イラン制裁の復活は、イランとアメリカの友好経済関係および領事条約に違反するものだとされています。この条約は、1955年にイランとアメリカの間で締結され、現在も続いています。この条約により、両国は、互いの政府や民間の経済的な利益を損なうような措置を行ってはならないことになっています。また、もし両国が外交によって対立を解消できなければ、その問題を国際司法裁判所に委ねることも決められています。



現在、イランは、この条約の取り決めに対するアメリカの違反について、国際司法裁判所に訴えようとしています。国際司法裁判所はまず、アメリカ国務省に書簡を送り、イランに対する制裁を再発動しないよう求めました。しかし、アメリカがこの要請を無視したため、イランは制裁復活を停止させるために、暫定的な判断を下すよう求めています。もし、この要請が認められれば、アメリカ政府は、国連の一員として、この機関の決定事項を遵守しなければなりません。


とはいえ、国際司法裁判所が暫定的な判断を下すことを受け入れた場合、イランの訴えの本質に対する審理は、数ヶ月以内に始まると見られています。国際司法裁判所は、これまで2回、1955年の条約に基づき、イランとアメリカの対立について審理してきました。このことは、司法的な観点から、イランとアメリカの友好経済関係条約および領事条約は、イランでイスラム革命が勃発し、政体が変わっても、この条約は今も効力を失っていないことを示しています。

さらにアメリカとイランは、この条約が締結されてから50年以上が経過しても、条約破棄のための項目を適用していません。そのため、国際司法裁判所は、この訴訟の審理を受け入れることになると見られています。

こうした中、国際司法裁判所をはじめとする国際機関では、権利よりも政治が優っているため、最終的にアメリカに不利な判決が出され、イラン国民の正しさが認められるのも、確実ではありません。また、アメリカ政府のこれまでの経歴から、この国は国際司法裁判所の判決すらも無視する可能性があります。しかし、イランの訴状が審理されてイランが勝利すれば、イランに対するアメリカの圧力は縮小されるでしょう。


イランのジョネイディ副大統領は、これについて、「国際的な裁判の中で、イランに有利な判決が下された場合、恐らく世界の他のすべての裁判所は、この裁判所の判決に従うことになる。だがそれでもなお、アメリカの裁判所がそれに従わない可能性は残っている。いずれにせよ、国際司法裁判所の判決であるため、アメリカは国際的な責務を負うことになるだろう」と語りました。


関連コンテンツ

あなたのご意見をお寄せください

あなたのメールアドレスは公開されません。エントリーフォームの必須項目には*印が付いています。

*

پیام امام خامنه ای به مسلمانان جهان به مناسبت حج 2016
haj 2018