レバノン総選挙

レバノン総選挙

レバノンの総選挙が6日日曜に行われ、レバノンのシーア派組織ヒズボッラーと、その同盟勢力が、過半数の議席を獲得しました。

一方で、ハリリ首相が率いる未来運動は敗北を喫しました。レバノンの人々は、投票によって、サウジアラビアによる内政干渉への強い反対を示しました。

9年ぶりに行われた今回のレバノンの総選挙は、15の選挙区で583人の候補者が128議席を巡って争いました。レバノンのマシュヌーク内務大臣は、この選挙の投票率を49%以上だったと発表しました。

 

今回の選挙で、ハリリ首相が率いる未来運動は議席数を大幅に減らしました。

レバノン総選挙の結果は、重要なメッセージを伴っています。それは、サウジアラビアの敗北と抵抗勢力の勝利です。明らかに、今回の結果は、レバノンの治安の確保とシリアにおけるテロとの戦いでの、抵抗勢力の大きな活躍によって生まれた結果です。レバノンの人々は、このような活躍に票を投じました。抵抗勢力とその同盟勢力が獲得した票は、予想を上回るものでした。一方で、今回の選挙の結果は、サウジアラビアの政策の失敗と、レバノン内政へのサウジアラビアの干渉に対する拒否の態度を示しました。この干渉の顕著な例は、昨年11月、サウジアラビアのムハンマド皇太子が、ハリリ首相をリヤドに呼び、辞任を発表させたことでした。ハリリ首相とサウジアラビアが、6日のレバノンの選挙で敗北を喫した最大の理由の一つは、このときのハリリ首相に対するムハンマド皇太子の行動に関係しています。

アラブ問題の専門家であるモフタディ氏は、レバノンの国民議会選挙の結果とサウジアラビアの敗北について次のように語っています。

  

「サウジアラビアとアラブ首長国連邦の資金、アメリカの主張や約束が、レバノンの人々を抵抗から遠ざけることはできなかった」

今回の敗北は非常に明らかなものであり、サウジアラビアを支持する反ヒズボッラーの最も強硬な政治家、リーフィー前内務治安軍総局長でさえ落選したほどでした。こうした中、サウジアラビアは、リーフィー氏を、ハリリ首相の後任にしようとしていました。

いずれにせよ、レバノン国民議会の過半数をヒズボッラーとその同盟勢力が占めることになったにも拘わらず、次期首相には、スンニー派の人物が選ばれることになります。つまり、レバノンでは、国民議会選挙で勝利した政党の出身者が首相になるわけではないのです。


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