イラン外相が各国外相へ書簡 ”アメリカの横暴に対する抵抗”を強調

イラン外相が各国外相へ書簡 ”アメリカの横暴に対する抵抗”を強調

イランのザリーフ外務大臣が、各国の外相に送った書簡の中で、国際社会に対し、アメリカの横暴な態度や理不尽な要求に抵抗するよう求めました。

ザリーフ外相はこの書簡の中で、アメリカの核合意離脱、アメリカの一極主義政策に他国を同調させるための圧力や脅迫、国際法や国際条約の無視は、アメリカの法治体制への無視と横暴の例だとし、「国際社会はそれぞれ、こうしたアメリカの態度に抵抗する義務がある」と強調しました。

トランプ政権により、こうしたアメリカの一極主義や理不尽な行動は最高潮に達しています。核合意や他の国際的な合意からの離脱に始まり、アメリカに同調させるための他国への脅迫は、アメリカが、国際法や論理よりも武力に訴えていることを示しています。こうしたやり方は、世界を軍事力と政治力によって捉える絶対的な一極主義の時代に帰ることを意味し、世界の安全と平和を脅かすものです。

核合意、パリ協定、TPP環太平洋パートナーシップ協定からの離脱、アルミニウムと鉄鋼製品への追加関税、自分たちの政治的な利益のための、国連をはじめとする国際機関への圧力、そして、アメリカ大使館のベイトルモガッダス移転によるパレスチナ人の権利の無視、これらは皆、アメリカの横暴な態度を物語っています。明らかに、このような外交に反する態度を黙認すれば、国際社会は順に標的にされることでしょう。

アメリカ政府の行動を見ると、国際社会は、アメリカの一極主義に対し、国際法に沿った統一の取れたアプローチを取る必要があります。そうしなければ、国際社会はアメリカに屈しているという考えが広がってしまいます。そしてこのことは、どこよりもヨーロッパ諸国に当てはまります。EUは、独立した態度を取り、アメリカの一極主義を阻止しなければなりません。これに関して、ナショナルインタレストは、最近、「ヨーロッパにおける現実主義への要請」と題するヘレンドールン氏の記事を紹介しています。そこには次のようにあります。

「トランプ大統領が、“アメリカ・ファースト”を掲げているとき、ヨーロッパが盲目的に、アメリカの政治的、軍事的な支援を信用するのは賢いことではない。アメリカの政治的な現実主義思想は、常にヨーロッパの利益に沿ったものであるわけではない」

 

アメリカの一方的な核合意離脱に対するヨーロッパの政治的な立場、トランプ大統領の貿易戦争、パレスチナの抵抗勢力を非難しようとした国連安保理会議でのアメリカの政治的な孤立、これらは皆、アメリカの政策に抵抗する兆しです。ヨーロッパは、これ以上に、アメリカの意志や思惑の輪から抜け出し、どのような状況のもとでも、アメリカの政治的、経済的な圧力の影響を受けるべきではありません。

 

フランスのマクロン大統領は、最近、アメリカの核合意離脱や国際社会における一極主義を批判し、次のように語りました。

「歴史上最も困難な時代に、我々の外交や安全保障に関して他国に決定権を与え、我々を最悪の状態から救わせるようなことがあれば、ヨーロッパはそれ以上存在しなくなる。強くなるべきであり、屈してはならない」


関連コンテンツ

あなたのご意見をお寄せください

あなたのメールアドレスは公開されません。エントリーフォームの必須項目には*印が付いています。

*

Quds cartoon 2018
پیام امام خامنه ای به مسلمانان جهان به مناسبت حج 2016