英・テロ現場に追悼のムスリム女性集結 

「私たちにも心はあります」

  • ニュースコード : 820223
  • 出典 : TechinsightJapan
Brief

ロンドンを観光する者なら誰もが訪れるウェストミンスター寺院。そしてそれを背景に写真を撮影できるウェストミンスター橋も歩くはずだ。そこで3月22日にテロが発生し、実行犯を含む5人が死亡した。「またしてもイスラム過激派思想か」と反感を露わにする者が多いなか、このほどその現場に集結して「私たちも」と追悼の祈りを捧げたのはムスリムの女性たちであった。

 

 

ウェストミンスター橋で起きたロンドンテロ事件については、偶然そこに居合わせた人々が捉えた、まだ救急車も到着していない生々しい現場の写真がSNSに次々と投稿され、大手メディアにも提供されてきた。そこで物議を醸していたのが、多くの通行人が車に跳ねられた人たちの救助に力を出し合っているなか足早に素通りしていくムスリム女性の姿で、あっという間に話題は拡散。「女性にとっては怖くて直視できるものではない」「ムスリムは冷血で非情」という意見が交錯していた。

 

女性の権利や安全保護の向上を目指して大規模デモを行うことで知られる国際団体、『ウィメンズ・マーチ(Women's March)』ロンドン支部もこのたびのテロ事件について追悼イベントを開催しているが、26日午後4時にその事故現場に集結したのはムスリム(イスラム教徒)の女性たちであった。彼女たちは希望の象徴である「青」を身にまとい、横並びになって隣の者と手をつなぎ、5分にわたって犠牲者を追悼する祈りを捧げた。

 

ムスリムであることは外見上非常にわかりやすく、文化、宗教、価値観において非ムスリムとは大きな相違があるのも事実だが、彼女たちはそれを承知のうえで周囲の人々を愛し、愛される努力をし、協調しながら生きてきたと訴える。

イギリスでムスリムの人口は10年前の倍以上に増え、サディク・カーン氏はムスリム初のロンドン市長である。過激派思想に溺れたごく一部の人間により忌まわしいテロ事件が起きるたびに、罪もないムスリムまで窮地に追い込まれるのはさぞかし悔しいに違いない。

 

Twitterではそのウィメンズ・マーチ/ロンドン支部のRoshana Mehdianさんほか、多くのユーザーがこの追悼集会についての写真や記事を投稿している。メディアの取材に「私たちも皆さんと同じように人を愛し、犠牲者を悼む心を持っている」と訴える女性たち。「ロンドンでテロ事件…これは私たちムスリム全員が攻撃を受けたに等しいものです。犯人を強く非難したいと思います。ムスリムはどのような暴力も認めていません」とサラ・ワシームさん(57)は強い口調で述べている。

 

出典:https://twitter.com/womensmarchlon

(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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