分断ではなく連帯、暴力ではなく愛を ロンドンのイスラム教徒

  • ニュースコード : 820222
  • 出典 : 東京新聞
Brief

【ロンドン=小嶋麻友美】ロンドン中心部で起きたテロ事件に関し、過激派組織「ダーイシュ」(IS)が犯行声明を出したことで、イスラム教徒への差別や偏見を助長する懸念が高まっている。ロンドン在住のイスラム教徒たちは、社会との連帯の意思を示す動きを始めた。

ロンドンのPR会社に勤めるムダサール・アフメドさんは事件直後、インターネットを通じて出資金を募るクラウドファンディングで、「ロンドンのために団結するムスリムたち」というサイトを設置。イスラム教徒やモスク(礼拝所)などに、事件の被害者や家族を支援するための寄付を呼び掛けた。二十四日昼までに約九百人が寄付し、二万ポンド(約二百八十万円)以上が集まっている。

 アフメドさんは事件発生時、議事堂の向かいのビルで会議中だった。窓の外を見ると、路上に横たわる人々や多数の警官が目に飛び込んできて、「とてもショックだった」と話す。

 一帯は封鎖され、ビル内に四時間閉じ込められた。ようやく帰宅して「何か前向きなことをしなければ」と思い、友人らと寄付を計画。「宗教で社会を分断しようとする動きに私たちは抵抗する」と語った。

 テロ翌日の二十三日夜、現場から約七百メートル北のトラファルガー広場で開かれた追悼集会にも多くのイスラム教徒の姿があった。

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