中国の政府関係者が、世界各国に対し、アメリカの一極主義的な政策に対抗するよう求めました。
中国のテレビ局によりますと、中国の習近平国家主席は、9日月曜、国連のグテーレス事務総長と北京で会談し、多極主義の意義は、各国の話し合いと協力の追求だとし、「国連の権威を守ることは、各国の重大な責務だ」と語りました。
一方のグテーレス事務総長もこの会談で、国際問題への対応を強調し、「中国は、世界の多極主義の推進者だ」と語りました。
習国家主席は、10日火曜、ボアオ・アジアフォーラムで、世界の人々に対し、アジアや世界の平穏、自由、福祉に基づくよりよい未来を築き、運命を共にする一つの社会を結成するために努力するよう求めました。
中国の李克強首相も、一極主義や貿易戦争は、二国間の利益だけでなく、世界共通の利益にも損失を与えると語りました。
中国外務省の報道官も、先週、「中国は、アメリカが保護貿易政策や一極主義をやめ、対話によって貿易上の対立を解決するよう期待している」と語りました。
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