ヨーロッパ3カ国のイランとのドル以外の取り引きに関する合意

ヨーロッパ3カ国のイランとのドル以外の取り引きに関する合意

ロシアのラブロフ外務大臣が、フランス、ドイツ、イギリスのヨーロッパ3カ国が、イランとの貿易を続けることで合意したことを明らかにしました。

オーストリアのウィーンで開催された最近の5カ国の外相会合に出席したラブロフ外相は、「フランス、イギリス、ドイツは、ドルを使わずに、イランとの取り引きを継続することで合意した」と語りました。この大きな変化は、ヨーロッパの具体的な提案による、アメリカ抜きでの核合意の維持に向けたものと見なされています。ラブロフ外相は次のように語っています。

「すべての人は、アメリカの政策が、完全に非合法で、容認できない政策であるという見解で一致している」

EUは、核合意合同委員会の会合の後、声明を発表し、「銀行間のつながりの維持、イラン産原油・天然ガスの輸出の継続、イランへの投資の環境づくりが優先事項になっている」としました。

フランス、ドイツ、イギリスが、ドル以外の通貨によるイランとの貿易の継続を発表したことで、アメリカのイランに対する核関連の制裁復活にも拘わらず、ヨーロッパとイランの経済関係を続ける道が開かれることになるでしょう。

アメリカ政府は、核合意から離脱した後、8月4日と11月4日の2段階に分けてイランに対する制裁を復活させようとしています。また、イラン産原油の輸出をゼロにしたいと主張し、ヨーロッパをはじめとする各国に対し、イランと協力した場合には制裁を科すと警告しました。

 

ヨーロッパがアメリカに抵抗していることで、現在、イランとの銀行、経済関係を維持しようとするヨーロッパの意思がはっきりと示されています。これは明らかに、トランプ大統領にとっては決して喜ばしくない知らせでしょう。トランプ大統領は、国際法規に違反し、国連安保理決議2231を無視し、利己的な目的のために、何の理由もなく、アメリカを核合意から離脱させました。そして現在、最も厳しい制裁をイランに対して行使すると語っています。

政治専門家のテルチュ氏は、次のように語っています。

「ヨーロッパは、アメリカによる制裁行使の脅迫にも拘わらず、イランを支持している。彼らは、トランプ大統領の傍らにいるよりも、イランのような国を受け入れた方がよいと考えている」

とはいえイランも、核合意におけるイランの利益、特に核関連の制裁解除が遵守される限りは核合意に留まるが、核合意と共にアメリカによる核関連の制裁が行使されるという状況を受け入れるつもりはないと繰り返し警告しています。

現在、ヨーロッパは、提案を示すことで、少なくとも核合意を維持しようとする意志を表示しています。こうした中、この合意を維持するためには、アメリカの対イラン制裁の影響を大幅に減らすための具体的な提案と実質的な歩みが必要になります。

イランのザリーフ外務大臣は、次のように警告しました。

「イランは、アメリカの核合意に対する深刻な違反に対し、核合意に盛り込まれた措置を講じる権利があるものと見なす。しかしイランは、核合意の他の締結国の要請に従い、イラン国民の利益の保障が確信できるまで、この措置を延期する」

このイランの警告は、核合意を維持するために、最大限の努力を行おうとする5カ国すべてに対するものなのです。

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