アメリカ大統領と世界の対決

アメリカ大統領と世界の対決

アメリカのトランプ大統領が、国連総会で2度目の演説を行い、世界のグローバル化に宣戦布告しました。

トランプ大統領は、世界各国の首脳や代表を前に、「グローバリズムのイデオロギーを拒絶し、愛国主義の理念を尊重する」と語りました。実際、トランプ大統領は、国連が創設されてから70年の中で、最もグローバル化に反対しているアメリカ大統領です。国連は、第二次世界大戦中のアメリカをはじめとするナチス・ドイツとの戦争における各国首脳の努力によって打ち立てられ、その本部もニューヨークに置かれました。それから70年、アメリカは、グローバル化に基づく世界体制を維持する国として知られていました。

とはいえ、この体制は、アメリカの政治的、経済的、文化的な利益を確保するためのものでした。そのため、アメリカ政府はその構造を強く守っていたのです。しかし、数年前の経済危機を受け、世界の政治や安全保障に問題が生まれると、イギリスのEU離脱をはじめとする反グローバル化のアプローチが生まれました。その後、アメリカ大統領選挙によってトランプ政権が発足しました。 

トランプ大統領は、政治分野で経験が浅く、アメリカの愛国主義の代表者であり、世界の現在の体制はアメリカの利益に反しているとし、アメリカの絶対的な権力に基づく新たな体制の樹立を求めています。トランプ大統領は、「アメリカ・ファースト」を訴えています。

このスローガンをもとに、国際的な協力の側面を持つ事柄は皆、脇に追いやられます。トランプ大統領のアメリカ、一国主義のアメリカにとって、第二次世界大戦後の変化によって生まれた現在の体制は、アメリカの優位を保証するものではありません。そのため、出来るだけ早く変更される必要があります。かつて、世界のグローバル化を促していたアメリカは、現在、世界に対峙しています。

「アメリカ・ファースト」は、アメリカを孤立させています。トランプ政権が発足して以来、国際社会とアメリカの距離はますます開いています。

現在、世界は重要な岐路に立たされているようです。一つ目の道は、世界が「アメリカ・ファースト」のスローガンの実現に務めることです。その場合、アメリカの大統領が世界に関して指示を出すことになります。二つ目の道は、グローバル化の構造の消滅に対して抵抗し、その犠牲を支払うことです。そして、どうやら世界の人々は二つ目の道を歩んでいます。トランプ大統領の国連総会の演説で起こったざわめきや失笑は、アメリカの一極主義が国際社会からは受け入れられないことを示しました。

アメリカのオバマ政権時代に副補佐官を務めたベン・ローズ氏は、ツイッターに、「アメリカ政府の最高位に立つ人物が、世界の首脳の失笑を受けた出来事の深刻さはなかなか理解しがたい」と投稿しました。

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